親戚でもらってきた、もう今となっては廃棄するしかないと思われる低スペックのPCを使ってNHKのネットラジオ「らじる☆らじる」を受信できるようにしたので、その手順を記録しておく。
○古いノートPC(Windows98が載っていたもの)のスペック CPU AMD K6-2 400MHz メモリー 256MB ハードディスク 6GB ■Linuxのインストール ・Debian7(Wheezy)のインストール用CDを作成 ここにあるi386用のCDの1枚目(1枚めだけでいい。私の場合は「debian-7.1.0-i386-CD-1.iso」)をダウンロードしCD-Rに焼く。 http://www.debian.org/CD/http-ftp/#stable ・有線LANでネット接続できる状態にして、CDを起動しインストールする。 (私の場合は、PCに有線LANのインターフェースがなかったので、USB接続のLANアダプターを用意して接続。インストール時にネット接続できないと、後々面倒なことになる。) ・デスクトップのシステムはGnomeで、これでも動かなくはないが、軽量化するためにLXDEをインストールする。 apt-get install lxde 次にログインする際に「LXDE」を選択すればいい。 ■無線LANの設定 手持ちの無線LAN子機のうち、もう今となっては使わないカードバスのものを「最後のご奉公」として使うことにした。 バッファローの「WLI-CB-G54HP」という、Broadcomのチップを使ったものだ。 ・パッケージダウンロード元の追加 /etc/apt/sources.list に次の行を追加 deb http://http.debian.net/debian/ wheezy main contrib non-free ・パッケージをアップデート # apt-get update ・ドライバーのインストール # apt-get install firmware-b43-installer ■プレーヤーのインストールとネットラジオの受信設定 NHKネットラジオの受信に、mplayerを使う。 ・mplayerのインストール # apt-get install mplayer ・NHKラジオ第一放送を受信するためのコマンドをファイル保存 次の内容をファイルに保存 mplayer -playlist http://mfile.akamai.com/129931/live/reflector:46032.asx ・自動起動するアプリの設定画面を開き、次の内容を追加 bush /保存した場所/ファイル名 ※受信を停止するときは次のようにする。 ・mplayerのプロセスIDを調べる。 $ ps x mplyerのPIDを確認する。 ・停止する。 $ kill プロセスID #電源を入れてから音が出るまで3分程度かかる。 #
by takuo3100
| 2013-08-18 20:42
| Linux
先に、Raspberry Piでネットラジオを作ったが、ネット接続に有線LANを使っているので、この部分を無線LAN化した。これによって、「線」は、スピーカーコードと電源コード(スマホ充電器を流用)だけになり、家中どこへでも持って行って使えるようになった。
この手順を記録しておく。 1.Raspberry PiにOSをインストール 以前書いたものがここにある。 http://linux99.exblog.jp/15920177/ 2.ネットラジオを有線LANで受信できるようにする設定 先日書いたものがここにある。 http://linux99.exblog.jp/17922446/ 3.ネット接続を無線LAN化 今回、次の手順で設定した。 ●無線LAN子機を認識させる 無線LAN子機は、手持ちの「GW-USMicroN」(PLANEX製)を使う。(以下は、これを前提にしている。) これは、Ralink社のRT2800というチップを使っていて、そのドライバーはOSインストール時に既に入っているようなので、これが起動時に読み込まれるように設定する。 ・/etc/modules を編集し、最後の行に rt2800usb を追加した。 ・次に、/etc/modprobe.d/gw-usmicron.conf というファイルを作って、中身を次のようにする。 install rt2800usb /sbin/modprobe --ignore-install rt2800usb; /bin/echo "2019 ed14" > /sys/bus/usb/drivers/rt2800usb/new_id (2019とed14は、GW-USMicroNのenderIDとProductID。コマンドlsusbで確認できる。) ・これでリブートすれば、rt2800usbが読み込まれている。 (コマンド lsmod で確認できる) ●WPA接続の設定 無線LAN親機にWPA-PSK(AES)で接続できるように設定する。 ・/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confにパスフレーズキー等を設定 パスフレーズキーは、「wpa_passphrase ssid passphrase」(ssidとpassphrase(文字列)は無線LAN親機に設定されているもの)で生成できるので、次のようにして設定する。 $ sudo chmod 666 wpa_supplicant.conf で編集可能にして、 $ wpa_passphrase ssid passphrase >> /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf で、wpa_supplicant.confにパスフレーズを書き込む。 $ sudo vi /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf で編集し、 ---------------------------- network={ # ここから proto=WPA key_mgmt=WPA-PSK pairwise=CCMP group=CCMP priority=2 # ここまで書き加える ssid="****" #psk="****" psk=xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx } ---------------------------- $ sudo chmod 600 wpa_supplicant.conf でパーミッションを元に戻す。 ・/etc/network/interfacesを設定 $ /etc/network/interfaces で編集して、次の行を追加 ---------------------------- auto wlan0 allow-hotplug wlan0 ←これは既にあったのでそのまま残す iface wlan0 inet dhcp wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf ---------------------------- ★これでリブートしたら、無線LANで自動的に接続しネットラジオが受信できるようになった。 #
by takuo3100
| 2013-06-26 23:01
| Linux
山間部で電波が弱く、NHKラジオが聞けない地域に住んでいるので、Raspberry Piでネットラジオを聞く受信機を作ってみた。
ここを参考してやってみたらうまくいった。 手順等は次のとおり。 ●必要なアプリをインストール mplayerとrtmpdumpをインストール $ sudo apt-get install mplayer $ sudo apt-get install rtmpdump swftools libxml2-utils ●受信確認 「らじる☆らじる」のNHKラジオ第1放送が聞けることを確認 $ mplayer -playlist http://mfile.akamai.com/129931/live/reflector:46032.asx ちなみに、 ラジオ第2放送のURLは http://mfile.akamai.com/129932/live/reflector:46056.asx FM放送のURLは http://mfile.akamai.com/129933/live/reflector:46051.asx とのこと ●起動設定 ・起動用スクリプトとして次の内容を例えば「nhkr1」というファイル(ファイル名は任意)に保存し、/etc/init.d/の中に置く -------------------- mplayer -playlist http://mfile.akamai.com/129931/live/reflector:46032.asx -------------------- ・実行できるようにする $ sudo chmod 755 /etc/init.d/nhkr1 ・起動時に実行されるように設定 $ sudo cp update-rc.d /etc/init.d/nhkr1 defaults ・エラーメッセージが出たので再度実行 $ sudo cp update-rc.d nhkr1 defaults ★これで自動起動するようになった。 ・ラジオ専用とするなら、必ずしもX-Windowを起動する必要はないし、マウスとキーボードも必要ない。 ・写真のようにスピーカーと接続して電源を入れると43秒で音が出る。 ・終わるときは、そのまま電源を切っているが、問題なさそう。 →数日使ったところで、起動しなくなったので、ディスプレイを接続して見たところ、ファイルシステムにエラーがあるのでfsckをやるようにというメッセージがでていたので、次のようにして復旧した。 $ sudo fsck /dev/mmcblk0p2 #
by takuo3100
| 2013-06-09 12:25
| アプリケーション
Ubuntuを12.10から13.04にアップグレードした。
見た目で変わったところは、Launcherのアイコンのデザイン。 アプリのバージョンでは、LibreOfficeがバージョン4になった。 不具合が3点発生したので、次のようにして解消した。 ・画面右下に「AMD Driver」が「Unsupported Hardware」だという表示が出るようになり、他に支障はないが、気持ちが悪いので、ここに書いてある方法で解決した。 ・Vmware Playerが起動しなくなったので、ここに書いてあった方法でコンパイルして解決した。 ・Windowsで作成したzipファイルの中の漢字が文字化けするようになったのは、ここに書いてある手順でJapanese Teamによる追加パッケージを導入することで解決した。 #
by takuo3100
| 2013-05-13 21:49
| Linux
もらってきた古いノートPC(CPU:Celeron1.0GHz,RAM:512MB,HDD:20GB)を再利用しようと、WindowsXPからLinuxに載せ替えた。
いろんなディストリビューションを試したけど、結局、VineLinuxが一番良かったので、これを採用。(「良い」とは、簡単にインストールできて、その後の設定も簡単で実用になるということで選択。) 普及しているUbuntu(及びそれをベースにしたもの)の最近のバージョンは、こんな古いCPU(PAE=メモリーの物理アドレス拡張機能、がないもの)には対応しないので、選択肢が限られる。 これで古いPCも十分実用になるように再生できることを確認できた。 この1年でWindowsXPのPCが大量に廃棄されることになりそうだが、これらをLinuxで再利用できるのではないだろうか? #
by takuo3100
| 2013-02-11 09:14
| Linux
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